日本列島を襲った突然の雷雨!どこにでも落ちる雷から身を守る為には?

ab108252050cbd64d05315f2e315f9ce[1]
先日、突然の雷雨が日本列島の広域を襲い、各地で大きな被害を受けました。

68747470733a2f2f7062732e7477696d672e636f6d2f6d656469612f444250494b714d555141414e4137532e6a70673a6c61726765[1]

 

関西圏では台風並みの1時間100ミリクラスの雨量を記録。浸水する場所も見られました。
中でも雷の被害は大きく、京都府南丹市の住宅では落雷により火災が発生。住宅1棟が全焼し、住人の男性(49)が煙を吸い込み怪我をしました。
その他、兵庫県小野市や滋賀県東近江市でも落雷が原因とみられる火事が発生していて、各所に影響が出ています。

68747470733a2f2f6e6f72646f742d7265732e636c6f7564696e6172792e636f6d2f63682f696d616765732f3234333032333337323730313935393637372f6f726967696e5f312e6a7067[1]

(落雷が原因とみられる火事で激しく燃える小野市の民家)

 
近くで光っているのはよく目にするけれど、実際その影響や被害に関してはいまいち分からない雷。

実は毎年全国で20人以上が落雷で死亡しているそうです。
1年間で死亡率が最も高い月は7月。次いで6月、8月…。
つまり夏に入っていくこれからの季節が、雷の被害を最も受けやすいと言えるのです。

 
「雷はどこに落ちるの?」

落雷による死亡事故で多いシチュエーションは「木の下の雨宿りでの落雷」「開けた平地での雷の直撃」で、この2つが落雷事故死の半数以上を占めています。

雷は、高い所、高い物、高く突き出た物に落ちやすい性質があり、
建物の屋上や山の頂上は特に危険な場所になります。雷が鳴ったらすぐにその場を離れてください。

雷2[1]

また、雷は基本的にどこにでも落ちる可能性があるので、逆に周囲に高いものがないグラウンドや、ゴルフ場、屋外プールなどでも同様に避難を急いでください。

 
「近くで雷が!どこに逃げたらいいの?」

落雷時、最も安全な場所は乗り物の中です。
雷は、自動車、飛行機、電車など金属で囲われた物の中には入っていかず、電流は金属を伝わって大地に流れこんでいきます。なので中に乗車している人物は雷の影響を受けないのです。

MAMORU4[1]

MAMORU5[1]

一方、住宅に逃げ込むのは安全とは言えません。
家の中でも雷の電流は水道の蛇口や電気器具などを伝わって流れてくることがあり、こうした物を落雷時に触っていると感電してやけどをしたり、死亡することもあります。先日のように大きな火災につながることもあるので注意が必要です。

 

 

 

これから8月にかけて全国的に落雷が増えていきますが、落雷はどこにでも落ちる可能性があるものです。「どうせ近くには落ちない」とたかをくくらず、迅速に行動して自らの命を守りましょう。