エスカレーターの不思議!

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ショッピングモールや地下鉄、ビルなどに何気なく設置されているエスカレーター。よくよく調べてみると色んなことが分かってきます。

 

「東京と大阪の乗り方の違い」

一般的な傾向として、東京は左側に立ち、大阪では右側に立つことが多いようです。もう一つ、名古屋に行くと、東京と同じ左側立ちだそうです。どちらかいいか、どちらが多いか、明確な基準はないようです。最近では、片側歩行を禁止する動きが強まっています。

 

「曲がるエスカレーターもある!」

「スパイラルエスカレーター」という美しく曲がっているエスカレーターがあります。その姿を見るだけでも、美しさを感じます。曲がることで建築に自由度が増し、美しい建物に仕上がるというメリットがあります。高い技術力が必要ですが、国内では36台ほど存在しており、意外と少ないので見かけたら乗ってみましょう。

 

「世界で一番短いエスカレーターが日本にある!」img_petit_main

世界一短いエスカレーターは、神奈川県JR川崎駅近くのモアーズ(MORE’S)というショッピングセンター内に設置されており、ギネスブックにも認定されています。下り5段・5秒で終了し、その後階段が続きます。階段の途中の短いエスカレーターということで、「プチカレーター」と命名されています。

 

「古いエスカレーターは使いまわされる!」

古いエスカレーターは、2か所で2回利用されます。その理由は、東京と大阪では立ち位置が違うからです。立ち位置が違うと、どちらか一方が多く摩耗します。そこで、移送されたエスカレーターは、足場の一つに色をつけて再度設置されます。足場も反転させることができ、同じエスカレーターでも再利用が可能になっています。